OPIcとはインタビュー形式で英語を話す力を評価する試験です。
Oral Proficiency Interview-computer の頭文字をとってOPIcと呼ばれています。
この記事では、OPIcの概要と、OPIcの対策法について説明したいと思います。
英語を話す力を試すためにOPIcの受験を考えている人、またはOPIcを受験することになったがOPIcの勉強法が分からないという人に役立つ情報になっています。
OPIcは会話を重視した英語の試験
OPIcとは
OPIcとはOral Proficiency Interview-computerの略で、英語で話す力を試すことのできる試験です。
コンピューター画面に表示されるアバターから質問され、その質問に対して回答していく形式です。
ちなみに日本で受験できる言語は英語のみですが、海外では英語以外にも中国語やロシア語、スペイン語などが実施されており、外国語を話す能力を測定するテストとして世界中で使われています。
レベル判定
OPIcでは、ACTFL (The American Council on the Teaching of Foreign Language; 全米外国語協会) 公認の評価者がACTFLのガイドラインに基づいてレベル判定をします。
日常生活やビジネスなどのシーンでどれだけ適切に英語を話すことができるかを評価し、初級のNovice Lowから上級レベルのAdvanced Lowまでの7段階で判定します。
※試験によっては Advanced Low より上のレベルを評価することもできるようです。
OPIc試験の流れを解説
まずは20分間のオリエンテーションから
まずはBackground Surveyといって、受験する人の基本的な情報(学生なのか社会人なのか、単身なのか家族と暮らしているのか)や趣味・関心事についてのアンケートに回答していきます。
実際にOPIcを申し込んだ方であれば、パソコンの動作確認の際にBackground Surveyの内容を確認できると思いますので、ここでは内容を割愛します。
Background surveyが終わったら、試験のレベルを設定します。このレベルは試験の中盤で一度だけ変更できます。
サンプル質問で回答の練習を実施したのちにいよいよ試験が始まります。
40分間の試験
いよいよ試験開始です。アバターからの英語での質問に対して、英語で回答していきます。
質問は2度まで聞き返すことができます。
アバターからの質問が終わると、録音モードになるので、そこから回答を開始してください。そして、自分の切りのいいタイミングで録音を終了し、次の質問に移ります。
回答時間について、あまりにも短い文章の場合は、評価が低くなるかもしれません。できるだけたくさん話すことが高い評価を得るために大切です。(筆者の推測ですが)
最大40分ですが、受験者のレベルによって変わります。初級では15分くらい、中級は20分くらい、上級では30〜40分くらいが目安です。
OPIc対策には、英語を話す練習をすることが重要
この記事では、OPIcの基本的な流れを紹介しました。
ではどのようにOPIcの試験対策をしたらいいのか?
OPIcの試験対策は、「英語を話すことに重点を置いて勉強すること」です。TOEIC Listening & Reading Test とは全く異なる対策が必要です。
ポイントの1点目は、どんな質問が来るか考えておくことです。この記事に載せた内容を見ながら、Background Surveyで自分が何を選ぶか決めておき、その内容に関して質問を想定し、それに対する回答を考えておくことが大切です。
ポイントの2点目は、日常的に英語で話す訓練をしておくこと。
英語で話す訓練をするのに最適な方法はオンライン英会話です。とてもリーズナブルな価格で、しかも比較的短期間で英語力を飛躍的に伸ばすことができるのでオススメです。
いきなりオンライン英会話はハードルが高い。そう感じる人は、ひとりでできる英会話の勉強法を試してみてはいかがでしょうか。英会話の自己学習法については以下の記事も参考にしてください。
海外で生活する上で大切なことは、英語で言いたいことを相手に伝える力です。
どれだけ難しい単語や文法を勉強しても、簡単な英文すら出てこなくて悔しい思いをしたことは誰にでもあるのではないでしょうか?
まずは簡単な内容の文章でいいので、OPIcを活用しながら、英語で話す力を磨いていきましょう。
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